最近雨が多くなってきている気がします、そろそろ梅雨ですかね?
皆さんの手元に嫌なものが届いたころではないでしょうか?
そう固定資産税の納税通知書…
今現在住んでいるお家、使っている土地などで納税しなければならないのは仕方がないですよね
それも払わなくていいなら払いたくない人も多いと思いますが( *´艸`)
使っていない実家、相続してから何もしていない土地…それらも固定資産税は発生し、毎年毎年律儀に納税通知書が送られてきます…
さて、今日はそんな固定資産税だけ払っている実家などをどうするかというお話です。
高校・大学を卒業して実家を出て、働いて、自分の家を持ち、子育ても何とか落ち着くという頃には、否が応でも考えなければならない時が来ます。
空き家をそのままにしてしまう理由として
・解体に費用がかかるから
・思い入れがあって手放せない
・将来的に使う可能性があるから
・実家を残したいから
・そもそも考えるのがメンドクサイ
などなど…
よほどのことが無い限り、実家を放置しておいても自分に実害は少ないと思ってしまいます。(思いたい)
誰も住まなくなった実家を放置しておくとどんな問題が起こるのでしょうか?
◆建物の劣化問題
建物を良い状態にしておくには換気がとても大切です。空き家となった建物は空気が入れ替わらないため
〇カビの異常発生
〇フローリングのひび割れや畳の腐食
〇玄関周りの部分朽廃やドアのゆがみ
〇シロアリの発生
〇トイレや排水口の水が蒸発することでの悪臭
など、人が住まなくなった建物は急激に劣化していきます。
◆所有者の責任問題
民法第717条では、空き家所有者の建物の設置または保存に問題があった場合、自己に過失がなくても責任を負わなければならないということが定められています。空き家の管理不全が原因で倒壊や瓦等の落下などにより、通行人に死亡事故やケガ、隣家に被害が発生した場合、損害賠償責任を負う可能性があります。
◆「特定空き家」に指定される問題
2015年より「空家等対策の推進に関する特別措置法」という法律が施行されています。特定空き家とは、この法律によって指定される危険な空家のことを指します。市町村は、地域に深刻な影響を与える危険な空家を指定することができます。
特定空き家に指定されると、最終的にには行政代執行によって強制的に取り壊しが行われます。
「勝手に解体してくれるの?ラッキー(^^♪」
じゃありません。
解体費用はばっちり請求されます。
もし所有者が取り壊し費用を支払うことができない場合は、土地が公売によって売却されてしまうので、最悪の場合土地まで失うことになります。
◆まとめ
いかがでしょうか。思い出の詰まった実家が迷惑な空家にならないように、利用方法を話し合ってみてくださいね。
・他人に貸す
・自分で使う
・売却する(建物そのままor更地にして)
それぞれのメリット・デメリットがあります。
ただ、特定空き家→土地公売では本当に何も残りません…
しっかりと考えていきましょう
ご相談はいつでもSUMICAまでご連絡ください°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°